嫌い? 嫌いなわけないやん。 独占欲強いのも知ってるし、寂しがり屋ってことも知ってる。 そんなの分かってたはずなのに。 『一生そこにいとけ、二度と顔見せんな』 大切で、大事な龍に放った言葉。 いくら取り乱したとしても酷すぎる。 全部私が悪いのに。 「俺、やっぱり重いすよね」 「重くないよ」 「え?」 「重くない」 ギュッと龍を更に強く抱き締めて、背中を撫でる。 私も涙を一粒流して、 「突き放して、ごめん」 小さな声で、呟いた。 .