「―…離せや!!!」 「ゆいさん?」 ドンッ!!!と龍を押して、無理矢理離れる。 意味が分からない、と云った表情の龍。 私はそれを冷めた目で見つめた。 心が、真っ黒。 「戻る」 「ちょっ…!!!ゆいさん?!」 「付いてくんな」 振り向かず、スタスタと歩き出す。 後ろから龍が追いかけてくるけど、顔も見たくない。 泣きそう。 「ゆい?大丈夫?」 「大丈夫」 走って迎えに来てくれた紫織に作り笑顔を見せる。 龍は後ろで気まずそうにしていて。 「ちょ、降りなヤバいっすよ!!!」 .