英寿くんの誕生日まで、一週間を切った。

来週の今頃は誕生日を祝っていると思うとワクワクする。



早く一週間経って欲しい。








「ゆいー、今日一緒に帰らへん?」


「うん」







蓮と龍は隊員達に会わなければいけないので、久々に紫織と帰れることに。



前までずっと一緒に帰ってたけど、懐かしいな。








「もうすぐ春休みやねっ」


「なんか一瞬やなー」


「そしたらうちら三年やで?嫌やー!!!」







靴を履き替え、キャーキャー騒ぐ紫織と笑いながら校門を抜ける。




今からどこ行く?という相談をしている時だった。















「ゆーいっ」







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