車のスピードはどんどん加速し、英寿くんに向かっていく。 しかも逆光で目を細めるしか出来ない。 勿論、英寿くんも動けなくて。 『大切なもの、守れるか守れないかは貴方次第』 ほぼ無意識に、私は走り出す。 大切なもの、私次第なら。 守るに決まってるやん。 「英寿くん!!!」 「ゆっ―…?!」 ジャンプし、英寿くんの脇腹に足を食い込ませる。 そしてそのまま力を入れて蹴り飛ばした。 .