なんとか二人は料理を注文して、今は雑談中。

と、言っても私と寿は言い争いしかしてなくて。



料理が来て、それは少し落ち着いたときだった。







「ゆいと寿くん、仲いいなぁー」


「はっ?!」


「だってゆいがそんな風に怒ったりすんの初めて見たし」







ミルクティーを飲みながらニッコリ笑う紫織は嬉しそうで。



そう、なんかな?

あんまり自覚なかったから、分からんけど。

まぁ英寿くんや龍等と、あんまり言い争ったりしぃひんわな。






「それに寿くんはゆいに似て男前!!!」


「どうも」


「ゆいちゃんは寿に似て可愛いしねーっ」


「はい?!」






なんか急に話が飛んだけど。

それに嬉しくないし!!!



やだやだやだ!!!








「寿、イラッとしたからハンバーグちょっと頂戴」


「嫌や」


「はい、どーんっ」


「ちょっ…!!!だるっ、お前!!!」







一口サイズに切られたハンバーグをもぐもぐ食べて、携帯を見る。

着信三件、メール一件で全部龍。

どうせ暇ですー、とかやろ。




ほんでハンバーグ美味しっ。










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