何も進まない会議も一時休憩し、堅苦しい雰囲気は少し無くなる。
私はソファーから立ち、窓際に座り込み空を見上げた。
「お互い苦労すんな」
「まぁね」
私の前に腰掛ける寿も、柄になく疲れていて。
顔を一瞬見ただけで、また空を見た。
英寿くんは携帯を弄り、雄大くんと龍は二人で話し込んでいる。
蓮と安西葉も何やら雑談中。
気、合うんかな?
「そういや、お前一人であの家住んでるん?」
「うん、昔は一人暮らししてたけど」
「どこで?」
「北区」
「へー」
その近くの病院に向かおうとして、襲われた。
まるで待っていたかのように。
『ヒントは、ゆいちゃんが握ってる』
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