「は…?」 伸ばした手は宙を掻き、無意味なものとなる。 彼等は目の前から居なくなって。 「嘘やろ?」 違う、居なくなったんじゃない。 川に飛び込んだんや。 「くっそ…!!!」 急いで橋から川を覗き込み、目を凝らして彼等を探す。 この橋から川まで、結構な高さがある。 水深は深いけど落ちたら無事ではいられないはず。 「どこやねん!!!」 どれだけ見ても見つからない。 確かに川に落ちた音がしたのに。 それでも彼等を見つけることは出来なかった。 .