「番号はあなたと仲のいい未来にきいたの。思い出した?」
「うん。でも、私たち、敵同士だよ?」
向こう、夏葉はぜんぜん怖がっている様子はない。
そんなに自信があるのか。
そう思うとやっぱり怖かった。
「そうだけど予告しておいた方がいいと思って。」
「…予告?」
やっぱり怖い。
普通は予告とかしてこないよね?
「2日後にあなたの家にいくわ。そのときに決着つけましょう。」
「わかった………。」
「あっ。それと決着つける前にちょっと話したいことがあるから話してから決着つけましょう。じゃあ」
話したいことって何…?
それに決着って…。
どうしてこんなことしなきゃいけないの?
もう怖い思いしたくない。
でも、逃げられないんだ。
逃げたら自分が死ぬ。
香奈子の命は絶対に無駄にはしないって決めたんだ。

