グサッ───────










2人のナイフが同時に相手の腹部を刺すためにのびた。


「うっ…。」


私が香奈子の腹部を刺した。

「実………奈…」


私はボーっと香奈子の死にそうな姿をみていた。


「た…す……け……て…」


香奈子が手を伸ばして私の足をつかもうとしている。

私はわざとはなれていった。



「は?……………私を殺すつもりでここにきたんでしょ?私を殺そうとしてたんだから、私が香奈子のことを死なせても、許してよ。」



冷たい口で言った。


香奈子は…口を動かして何かをいいたそうにしていた。



親友を殺そうとしたんだから当然の結果だ。


それからずっと香奈子をみて思った。






友情ってこんなに簡単に崩れちゃうんだなぁ。





って。