「終電なくなるとお前帰れないだろ! しかも夜に女が1人出歩くなんて無防備過ぎる」 終電…… すっかり忘れてた しかも先輩は私の心配をしてくれたみたい でも先輩の後ろにいる有紗さんに睨まれた 「………私は平気ですから。有紗さんを送ってあげてください。有紗さんも1人出歩く形になりますよ?」 そう言うと先輩は 「お前取り敢えずカフェ戻れ」 「何で……」 「有紗送ったらお前も送るから……その用事にも付き合ってやるから待ってろ」 それだけ言って先輩は有紗さんを連れて消えていった