「先輩……辞めて……下さい……」 「どうして?」 どうしてって…… 気が付けば私の後ろには壁 足と足の間には先輩の足が入り込み逃げられない 「私達好きでもないのにこんなことするのっておかしいじゃないですか」 「でも俺達カレカノだよな」 確かに先輩は仮にも私の彼氏 でも好きでもない人に触られたくない 「やめ………て下さい……」 私は気付かないうちに頬を涙で濡らしていた