「どうして男の癖にマネージャーなんてやってるの?そのせいであたしは断られたんだから」

「だから俺がやってなくても、女は駄目だって…」

声を荒げて大声で話すあたしを見て、はぁ、と彼は小さく溜め息。


「ま、いいや。もう帰る?よね。片付け終わったし、一緒に出よ」


なんであたしが!と思ったけど、彼はすたすたと先に行ってしまう。


外は暗いし、こんな所に1人でいたくない。


「待ってよ!」

小走りで彼の後を追った。