「…雷哉…優しくしてくれてありがとう…」

あたしは瑠衣が死んでから初めて心から微笑んだ。

「…ん。それでいい…その笑みがいい…。」


雷哉はそう言った。

「…帰るぞ。」

雷哉は手を握ったままだった。

今日限りは許してね…瑠衣…

そう心の中で言いながらあたしは雷哉とアパートまで帰った。









瑠衣…






まだどこかに



いそうで…





探したくなるよ…





LOVE YOU...