あたしは泣き崩れた。


「…美嘉…とにかく病院行くぞ。」

あたしは雷哉に手を引かれた。

でもあたしは振り払った。

「…いやっ…!!!」

あたしはずっとその場に座りつくした。

「…行かないと…瑠衣が可哀相だろ!?」

雷哉はあたしに怒鳴った。

「…今会うと…別れる時辛くなる…」

あたしはそう言った。

今まだ瑠衣がいなくなったことが信じられない。

まだ状況が把握出来てないのに

今会ったら壊れてしまいそうだった。

というより今瑠衣の顔を見るのが1番何よりも怖かった。

「…瑠衣は…何でいなくなっちまったんだよ…」

雷哉の頬には一筋の涙が流れ出した。

「…瑠衣は…」


あたしは遥くんから聞いたことを雷哉に話した。