瑠衣の温もりが感じられた。

とても暖かかった。

ずっと瑠衣の腕の中にいたかった。

「…雷哉…あたしちゃんと雷哉のことも考えてたからね。」

あたしが瑠衣から離れて雷哉に言うと雷哉は頬を赤く染めた。

「ば…ばーか。嬉しくねぇーよーだ…」

雷哉はフンッと鼻を鳴らした。

あたしと瑠衣は顔を見合わせて雷哉を見ながら笑い合った。

「…じゃあ帰りましょうか…」

瑠衣が言いあたしと雷哉も返事をしてアパートの方向に進んだ。

伊吹先輩が倒れてるのを忘れて…。




仲直り出来て良かった…


また笑い続けられるよ。


あたしは空に願った。

瑠衣と雷哉とずっといられる様に。