この青空を君へ。

ミサトは大きなため息をひとつついてから話し始めた。


「彼と付き合い出したのは私が高校2年のときで、彼は1つ年上だった。

1年は幸せだったんだけど、彼が大学に行くとすれ違いはじめた。

私はまだ子供で、彼を信じきれなくて、待つこともできずに・・・


よくある話でしょ?

私は彼に電話で言ったの「さよなら」って。

会うのが怖かったから。

彼は私に「明日の夜、公園の時計の前のベンチで会おう」って言った。

でも私は行かなかった。で、それっきり・・・


まだ彼がいる気がしてここに来たの。おかしいよね・・・」



元樹が金曜の夜だけここにいたのはミサトを待っていたんだ。

私は胸の奥がつまってうまくミサトの方を見れない。


「次は亮の話をすればいいの?」

ミサトの言葉に私はうなずいた。