この青空を君へ。

状況がうまく飲み込めずに、私は亮くんの目を見た。
私と目が合うと亮くんはさっと目をそらす。
ここまできてやっと私は何が起こったのかわかって、恥ずかしさに下を向いて・・・鏡を見なくてもわかる・・・私、きっと真っ赤だ。

気まずい沈黙の後、急に亮くんは立ち上がり、「じゃあ」と小さく言ってから公園の出口の方へ早足で歩いていった。


私は唖然として「待って」って心の中では思ったけど、それを口にできないまま遠ざかる影をただ見ていた。



(びっくりした・・・でも、ちょっと意外だな・・・)

クールで女の子にもモテそうな亮くんが顔を真っ赤にして照れるなんて・・・予想外の彼の表情になんだか少し、親しみを感じた。




それにしても、ミサトが亮くんといたことが気になる。
亮くん私のところに来たってことは、ミサトは?


(亮くんのことも気になるけど・・・ミサトのことも気になるよ・・・)



大学も後期に入り、すれ違いがちの親友のことを思った。