この青空を君へ。

「亮…くん…。」

彼がここにいることに驚きが隠せない。まるで時がとまっているかのようにただ亮くんを見つめていた。


「さっきばったり会った後…千春を追い掛けてここまで来た…。もう一度話したかったから…。」

私を走って追い掛けてきたのか、亮くんは汗だくでセットしていた髪もしなっていた。


「えっ…だって、ミサトと遊んでたんじゃ…」


私がミサトはどうしたのか聞くのを遮って亮くんは話しだした。



「俺は…あの日からずっと千春に謝りたいって思ってた。俺は…あの時の言葉は、千春をバカにして言った言葉じゃない…。」


元樹と出会って忘れかけていた、ケイのことや合コンのことが少しずつ思い出されてゆく。
ほんの少しだけまた胸が痛い。



「俺、‘なんであんなんと付き合ってんのかって思ってた’って言ったよね?あんなんって千春のことじゃない。ケイのことだから…。」


「俺は、写真で千春を見たとき…可愛くて、素直そうないい子そうだなって思った。
だから女にルーズで金にもだらしないアイツには不釣り合いだな、もったいねぇなってずっと思ってた…。」