人生、ひょんな再会もあるもんだ。 もう、それはそれは突然のことだった。 「羚、お前指名のお客様だぞ。確か近くのオカマバーの人だったかな」 てなことはニューハーフのお客様か。 「今行く」 僕はお客様を向かえに行った。 「いらっしゃいま……」 思わず声を失った。 「あさちゃん、久しぶり!」 そこには完璧女装した樹ちゃんがいた。