「俺にどうしろって言うんだよ!?何が望みだ?言ってみろ!あれ乗るか?ああ、いいよ、乗ってやるよ。けど、シート尿で汚しても文句言うなよ。」
完全に取り乱して喚き散らした。
美百合はそんな龍一を、怯える様子もなくポカンと見詰めていた。
それから暫くして、
「お姫様抱っこ。」
「え?」
またしても意味不明の言葉に、龍一は一気に熱が冷めていくのを感じた。
「今、『望みを言え』って…だから、お姫様抱っこ。」
次の瞬間、美百合の身体は宙に浮いた。
美百合を抱いたまま、龍一は当ても無く歩き始めた。
周囲の人達が、そんな二人を、不思議そうに見ている。
指を差して笑い合うカップルすらいる。
あんな不細工カップルにバカップル扱いはゴメンだと、美百合は慌てて龍一に懇願する。
「ちょっとー、冗談に決まってんじゃん!降ろしてよ。」
完全に取り乱して喚き散らした。
美百合はそんな龍一を、怯える様子もなくポカンと見詰めていた。
それから暫くして、
「お姫様抱っこ。」
「え?」
またしても意味不明の言葉に、龍一は一気に熱が冷めていくのを感じた。
「今、『望みを言え』って…だから、お姫様抱っこ。」
次の瞬間、美百合の身体は宙に浮いた。
美百合を抱いたまま、龍一は当ても無く歩き始めた。
周囲の人達が、そんな二人を、不思議そうに見ている。
指を差して笑い合うカップルすらいる。
あんな不細工カップルにバカップル扱いはゴメンだと、美百合は慌てて龍一に懇願する。
「ちょっとー、冗談に決まってんじゃん!降ろしてよ。」



