「おぅ、お前ら暑い中よく来たなぁ。麦茶持ってきたぞ」
だいぶ部屋の中が片付いて、私達の座る場所も確保され始めた頃、6人分の麦茶をお盆に載せて持ってきた瀬川くんが登場した。
「あ、瀬川、サンキュー」
「ちょうど喉乾いたとこだったんだよね」
瀬川くんが麦茶をテーブルに並べると、あゆとななっぺが一斉に麦茶のグラスに手を伸ばした。
「お、おお。そんな外、暑かった?」
瀬川くんが二人にそう聞いてたけど、あゆとななっぺはグビグビと麦茶を一気飲みしていて、聞いている気配すらない。
するとエアコンのリモコンを発見したあかねちゃんが、そのリモコンを持って瀬川くんに見せながら聞いてきた。
「瀬川ー、エアコン入れていい〜?暑いと勉強に集中できないんだけどぉ」
「あっ!賛成ー!!」
そこだけはバッチリと耳に入っていたあゆが、麦茶のグラスを持っていない左手を上げた。
「ああ、そうだな。…杉田も、エアコン入れていいか?」
「えっ……!?」

