あれから解決策が出ないまま、私達はそれぞれの帰路へと別れた。
でも…
これはうちのクラスの問題だから、映美佳はあまり出ていかない方がいいんだよね…?
馬場さんだって解決したくても、3人に無視されてたら、話し合うこともできないだろうし…。
どうすれば……?
「あ、杉田!はよーっす」
グルグル考えていたら次の朝になっていて、気付けばホームルーム直前。
いつものように瀬川くんがギリギリの時刻に息を切らせながら席に着いた。
もちろん、日課の私への挨拶も欠かしていなかった。
「…おはよう」
頬杖をついて少しうつろな目で挨拶を返してしまったものだから、瀬川くんは頭に『?』を並べたような表情になった。
「どうした?今日は更に元気ねえな、杉田」
「え?うん……」
私はチラリと馬場さんの方を見やった。
馬場さんはいつもの3人の友達と一緒にいたけど、よく見てみると確かに3人だけが一生懸命しゃべっていて、馬場さんは一人取り残されているという感じだった。

