引っ込み思案な恋心。-1st











「ごめん、あゆ、柚!うのっちに呼び出されてた!」



「いいよー。じゃあ行こっか」





放課後になり、私とあゆは帰る準備をして、靴箱の前でななっぺを待っていた。





けど、そんなに待つことなくななっぺが現れて、私達は3人揃って体育館に向かった。






「柚、話があるんだって?何?」



「うん……」





ついに、切り出す時がやってきた。





今回はななっぺと二人きりじゃない。





あゆもいるから、どうにかしてくれるかもしれない。





体育館がここから遠いと言っても、結構すぐに着いてしまうと思う。





私は意を決して、口を開いた。








「あのね、私……瀬川くんに告白…されたの…」




「え!?マジで?すごいじゃん、柚!」






一番に反応を見せたのは、あゆだった。





自分のことのように嬉しそうな笑顔のあゆ。





けど、ななっぺは…





「…そっか。瀬川の好きな人、柚だったんだ……」





笑顔ではあったけど、少し寂しそうな感じも見えた。





「それでそれで?返事したんでしょ?付き合ってんの??」



「え?あの…、まだ待ってもらってるというか…」



「マジで!?何で?」



「えっと…」





あゆの矢継ぎ早の質問にどう答えようか迷っていると、少し考え込んだ表情をしていたななっぺが間に入った。





「あのさ…、私、だよね?私が瀬川のこと、まだ引きずってると思ってるんでしょ?」



「ななっぺ…?」