「ごめん、あゆ、柚!うのっちに呼び出されてた!」
「いいよー。じゃあ行こっか」
放課後になり、私とあゆは帰る準備をして、靴箱の前でななっぺを待っていた。
けど、そんなに待つことなくななっぺが現れて、私達は3人揃って体育館に向かった。
「柚、話があるんだって?何?」
「うん……」
ついに、切り出す時がやってきた。
今回はななっぺと二人きりじゃない。
あゆもいるから、どうにかしてくれるかもしれない。
体育館がここから遠いと言っても、結構すぐに着いてしまうと思う。
私は意を決して、口を開いた。
「あのね、私……瀬川くんに告白…されたの…」
「え!?マジで?すごいじゃん、柚!」
一番に反応を見せたのは、あゆだった。
自分のことのように嬉しそうな笑顔のあゆ。
けど、ななっぺは…
「…そっか。瀬川の好きな人、柚だったんだ……」
笑顔ではあったけど、少し寂しそうな感じも見えた。
「それでそれで?返事したんでしょ?付き合ってんの??」
「え?あの…、まだ待ってもらってるというか…」
「マジで!?何で?」
「えっと…」
あゆの矢継ぎ早の質問にどう答えようか迷っていると、少し考え込んだ表情をしていたななっぺが間に入った。
「あのさ…、私、だよね?私が瀬川のこと、まだ引きずってると思ってるんでしょ?」
「ななっぺ…?」

