引っ込み思案な恋心。-1st






「うん、いいよ。何何?」



「あのさ、ななっぺって今日部活あるのかな?」



「ななっぺ?えーっと…ないんじゃないかな?どした?ななっぺに話?」



「うん。あと、あゆにも…」



「あ、…私は今日も部活なんだけど。ここじゃ言いにくい?」



「うん…、ごめんね」



「じゃあ、一緒に体育館まで行く?ななっぺも誘ってさ…」



「体育館?」



「うちらの部活場所。とりあえず体育館行って、着替えるまでなら話できるから。…もっとかかる?」



「ううん。大丈夫」



「分かった。じゃあななっぺ誘っとくから。あ、ななっぺ席遠いな〜」






学校に来てから何となくタイミングが合わなくて、ななっぺとは話せずにいた。





そんなななっぺは、窓際の席で、隣の席の男子と軽く談笑していた。








あかねちゃんと映美佳に報告した時は、勢いがあったし、映美佳になら何でも話せるからすぐに言えたけど…





やっぱりななっぺは緊張する。





どういう反応をされるだろう…?





同じ人を好きだっただけに、怖くて仕方ない。