あかねちゃんに続いて、今度は映美佳が口を開いた。
「私も色々クラスの子に瀬川のことを聞いたんだけど、別に悪い人じゃないんだよね」
「うん…」
「一見クラス一うるさくてウザい感じにも見られるけど、クラスを盛り上げるのは小学校の時から得意みたい。空気が読めないんじゃなくて、敢えて空気を変えてるみたいなところがあるって言ってる子もいた」
「あ〜、確かに。抜き打ち小テストするってうのっちとかが言ってどんよりな雰囲気になっても、いつも瀬川が一言突っかかって、笑いに変えてるもんねぇー」
あかねちゃんも映美佳に頷きながら同調した。
「だから、明るい問題児って感じならいいんじゃないかな?逆に柚にはそれぐらいの人がパートナーにいた方がいい気がする」
「そーだねー。柚って引っ込み思案なところもあるし、グイグイ引っ張ってくれる方が良さそうだよねー」
「…そうかな」
…とは言ったけど、二人に瀬川くんのことをそう言われて、何故か私まで悪い気がしなかった。
好きな人のことを褒められるって、結構嬉しいことなんだね。

