引っ込み思案な恋心。-1st






「うそ!?告られた??」



「で?もちろんOKしたんでしょー!?」





あかねちゃんにそう聞かれて、私は首をフルフルと横に振った。





「えーー?何でー?だって、好きな人に告られたら、即オッケーでしょ?ね、映美佳?」



「まぁ…普通はね。柚のことだから、YESともNOとも言ってないんでしょ?」



「うん。あの……ななっぺのことが頭に浮かんじゃって…」



「ななっぺ…、あ、そうか…」





勢いよく私に食いついてきたあかねちゃんだったけど、『ななっぺ』という言葉を聞いた瞬間、落ち着きを見せた。





「ああ、ななっぺって、瀬川のことが好きだった…?でも仲直りしたんでしょ、柚?」



「うん。けど、私がななっぺの立場ならって考えちゃって…」





映美佳も、私とななっぺの一部始終を知っている。





しばらく2・2で行動していた時、苦しくなって映美佳に相談したことがあったから。





「でも、今日の感じだと完全に吹っ切れてたように見えたけどなー。でもあゆのこともあるし、表は笑顔でも、裏はどーだか分かんないしなぁ」



「うん。私もあかねちゃんと同じように考えちゃって。もし本当に吹っ切れてなかったら、絶対ショックだと思って…」



「で?瀬川は返事求めてた?」



「うん。冬休みが明けてからでいいって言ってた」



「そっかー。また前みたいなトラブルになっても困るし、瀬川に返事する前にななっぺに相談というか、報告した方がいーかもね〜」