「何か前にもそんなこと聞いたことあるけど、私にはとても真似できない……」
「マジかよ、杉田!?信じられねえんだけど!!…つうかさぁ、みんなで勉強会なんだから、杉田も一緒に宿題すればいいんじゃねぇ?『自分が教えなきゃ』とか、変に責任負わなくていいだろ」
「え…?」
そんな風に考えたこと、なかった。
先に問題を知っておかないと、教えることなんてできないと思うから…。
「確かに俺らもさ、杉田に頼り過ぎな部分もあったんだよ。けど、杉田が倒れてさ、みんなであーでもない、こーでもないって言い合いながらやるのも、時間はかかったけど、あれはあれで楽しかったし……」
瀬川くんに続いて、あかねちゃんも口を開いた。
「うん。うちらも悪かったなーって、ちょっと反省した。だから、無理なんてしなくていーよ。柚は他のことはマイペースなのに、こんな時だけ焦ったように頑張るんだからさ。みんなで助け合ってやればいーじゃん」
「……みんな…」
そうだよね。
みんなで勉強するから、勉強会。
私もみんなと同じように、一緒の問題を解いていけばいいんだ。

