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その次の日から急にいつもの4人組に戻ったものだから、またクラスでは色々ウワサが出て大変だった。





けど、もう何のわだかまりもない私達に怖いものなんてない。





あゆはまた先頭切って、ウワサをする男子達に反撃して行っていた。









「しっかし女子って分かんねえよなー。いつの間にかお前ら仲直りしてるし」





私はこの瀬川くんの言葉を聞き慣れてしまって、もはや口癖では!?とか思うくらいだった。





「うっさいわねぇ。だいたいさあ、アンタがななっぺ振らなかったらこんなことになってなかったんだって」



「でもよお、好きでもないヤツと付き合う方が失礼じゃね?」






あゆと瀬川くんの会話を聞いて、側にいたななっぺはまたショックを受けるんじゃないかと思ったけど、当のななっぺは笑って受け流せるくらい復活していたようだった。






「へぇ〜〜。細井が拓を好きだったとは…。こんなやつよりカッコイイ男がもっと言い寄ってくるだろ?趣味わりぃなー」





ああ……



またしても倉本くんが好き勝手言ってる……。






そう。



今は冬休みになり、私達は年末の瀬川くんの家でいつものメンバーでの勉強会。





もちろん、冬休みの宿題処理のため。





「コラ!アンタ仮にも瀬川と友達なのに、よくそんなこと言えるわねえ」





ほらほら。



あゆが聞き逃すわけないんだって。