何か、こんなとこで座り込んで聞いてる私まで緊張してきた。
私は内心ドキドキしながら、耳を更にドアの隙間にくっつけた。
「うちのクラスの男子が言ってたんだよ。ななっぺ、瀬川と付き合ってるんじゃないかって」
「え?瀬川と…?」
「知らなかった?最近瀬川とななっぺ、よくしゃべってるじゃん?確かにここ数か月、急に二人仲良くなったなぁーって見てたんだよね〜」
「そ、そうかな…?」
「そこら辺、どうなのー?ねぇ、もしかして瀬川のコト……」
「な……ッ、そんなこと……!」
「えー?そうなの〜?瀬川のこと、何とも思ってない?」
「いや……、その、あの…」
声の感じからして、急にななっぺが焦ったみたいだった。
その時……
突然私の背中が2回叩かれた。
私は驚いて、とっさに後ろを振り返った。
そこに立っていたのは……
なんと、瀬川くん!!
「杉田?そんなとこでどうした?もしかして、腹でも痛い?」
…ヤバイ!!!
今、瀬川くんが教室の外にいるって知ったら、ななっぺは絶対話さない…!

