引っ込み思案な恋心。-1st






何か、こんなとこで座り込んで聞いてる私まで緊張してきた。





私は内心ドキドキしながら、耳を更にドアの隙間にくっつけた。






「うちのクラスの男子が言ってたんだよ。ななっぺ、瀬川と付き合ってるんじゃないかって」



「え?瀬川と…?」



「知らなかった?最近瀬川とななっぺ、よくしゃべってるじゃん?確かにここ数か月、急に二人仲良くなったなぁーって見てたんだよね〜」



「そ、そうかな…?」



「そこら辺、どうなのー?ねぇ、もしかして瀬川のコト……」



「な……ッ、そんなこと……!」



「えー?そうなの〜?瀬川のこと、何とも思ってない?」



「いや……、その、あの…」






声の感じからして、急にななっぺが焦ったみたいだった。






その時……





突然私の背中が2回叩かれた。





私は驚いて、とっさに後ろを振り返った。








そこに立っていたのは……





なんと、瀬川くん!!







「杉田?そんなとこでどうした?もしかして、腹でも痛い?」






…ヤバイ!!!





今、瀬川くんが教室の外にいるって知ったら、ななっぺは絶対話さない…!