引っ込み思案な恋心。-1st






「『もしも柚に何かあっても、ずっと味方でいてあげて』…って。『私は別のクラスにいるし、守れない時も出てくるだろうから』って」



「映美佳が……?」





映美佳が、そんなこと言ってたの?







「たぶん今、その時なんじゃないかな〜って、ぼんやり思ってたんだ。もちろん映美佳に頼まれなくても、私は柚の味方するつもりだよ?だってさぁ、まだ柚と仲良くなる前に映美佳がキッパリ『私はずっと柚の友達だから、柚の味方するよ』って言ってたのが未だに忘れられなくて……」






ああ…そうだったね。





私も、映美佳のあの一言、すごく心に響いたし、映美佳と友達で良かったと心から思えたんだ。






「あんな風に思える友達、欲しいと思ってたんだ。あの頃の私、空気読んで気ぃ使って、全然楽しくなかったから」



「あかねちゃん……」



「だから、頼りないかもしれないけど、信用してほしい。私、柚のこと友達だと思ってるから」






そんな風に思っていてくれたなんて……





本当に嬉しい。










「ね。もしかして…だけどさぁ、あゆかななっぺのこと?あっ、それとも私?だったら直接言っていーからね。柚はやさしーから、傷つけること絶対言わないけど、それが仇になって返ってくる時もあるからね」




「ううん、あかねちゃんじゃない…」






あ。



これじゃあ、あゆかななっぺのことだって分かっちゃうかな?






けど…





私だって、一人で抱えるより、誰かに悩みを知って欲しいと思う。





映美佳にななっぺのことを指摘された時、本当はすごく嬉しくて、荷物が軽くなった気がしたから。








「…やっぱりね〜。ズバリ当てていい?ななっぺ、でしょ?」



「え…?何で分かったの?」





私って、そんなバレバレな態度、取ってたっけ?