「『もしも柚に何かあっても、ずっと味方でいてあげて』…って。『私は別のクラスにいるし、守れない時も出てくるだろうから』って」
「映美佳が……?」
映美佳が、そんなこと言ってたの?
「たぶん今、その時なんじゃないかな〜って、ぼんやり思ってたんだ。もちろん映美佳に頼まれなくても、私は柚の味方するつもりだよ?だってさぁ、まだ柚と仲良くなる前に映美佳がキッパリ『私はずっと柚の友達だから、柚の味方するよ』って言ってたのが未だに忘れられなくて……」
ああ…そうだったね。
私も、映美佳のあの一言、すごく心に響いたし、映美佳と友達で良かったと心から思えたんだ。
「あんな風に思える友達、欲しいと思ってたんだ。あの頃の私、空気読んで気ぃ使って、全然楽しくなかったから」
「あかねちゃん……」
「だから、頼りないかもしれないけど、信用してほしい。私、柚のこと友達だと思ってるから」
そんな風に思っていてくれたなんて……
本当に嬉しい。
「ね。もしかして…だけどさぁ、あゆかななっぺのこと?あっ、それとも私?だったら直接言っていーからね。柚はやさしーから、傷つけること絶対言わないけど、それが仇になって返ってくる時もあるからね」
「ううん、あかねちゃんじゃない…」
あ。
これじゃあ、あゆかななっぺのことだって分かっちゃうかな?
けど…
私だって、一人で抱えるより、誰かに悩みを知って欲しいと思う。
映美佳にななっぺのことを指摘された時、本当はすごく嬉しくて、荷物が軽くなった気がしたから。
「…やっぱりね〜。ズバリ当てていい?ななっぺ、でしょ?」
「え…?何で分かったの?」
私って、そんなバレバレな態度、取ってたっけ?

