「あぁ、女子ってこえ〜。なんかさ、今日の細井、更に怖くなかったか?」
ななっぺが去った途端、瀬川くんは足を組んで私の方を見てきた。
「え…?うん、本当に倉本くんにイラっときてるんだね」
「いや、それもあるんだろうけどさぁ、何て言うんだろ、ストレスすごいたまってます、…みたいな?」
「それって倉本くんのことじゃなく?」
「今日登校してきてから、ずっとあんな顔してね?杉田、気付かなかった?」
「え…?」
そうだっけ…?
そう言われてみれば、今日、直接ななっぺと話してないような…。
それに、あゆやあかねちゃんも寄せつけてない気がする。
「俺にばっかり愚痴ってないで、多田とかにも話せばもっといい解決策浮かぶ気がするんだけど。まあ多田も馬場もむかで選手じゃねえからなぁ」
「うーん。そうだね……」
いつものななっぺは逆にみんなの話を優しく聞いてくれることが多いから、こんなの確かにおかしい気がしてきた。
……ななっぺに何かあったのかな?

