禁断の愛に落ちて ~その先の未来~

『私の弟の劇団が、今度こっちで公演するんだけど一緒に行かない?
久しぶりに有砂に逢いたいし。』


「隆也(タカヤ)君、
劇団頑張ってるんだ?
えー逢いたいなぁ。
じゃあ、主人に聞いてから返事でいい?」


『分かった。
いい返事待ってるね。

でも結婚してから
ほとんど逢ってないから寂しいよぉ。

誘ってもNGだしさ?
たまには顔出しなよ。』


「ごめんねぇ?」


そこから私達は、逢ってなかった時間を埋めるかの様に、お喋りを楽しんだ。