「有砂、久しぶり。」


「千春ぅ、久しぶり」


「有砂変わらないよね。
相変わらず美人だね。」


「そんな事ないよ。千春だって綺麗なままだよ。」


ホントに変わってない。


胸まで伸びた栗色の髪を緩く巻いて、

細身のパンツを履きこなす。


「さ、行こうか。」

「そうだね。
ドキドキするなぁ。隆也君も結婚式以来だもんね。」


「劇団一筋だから、彼女もいなくてさぁ女に興味ないんじゃあって気すらするよ。」


「好きな事やってるんだからいいんじゃないの?

羨ましいよ…。」



「有砂?」