寝ぼけ眼のままフラフラとキッチンへ歩きだす。
それを見てユナは楽しそうに後ろをついて行った。
「んー…眠い…。」
寝ぐせのついた頭を掻きながら冷蔵庫の扉を開く。
実は昨日寮へと戻った時、フロントの近くに小さな売店のようなスーパーがあったのに気付くと、ラックを先に帰らせ買い出しをしていたのだ。
「……これでいっか。」
いくつかの材料を取り出すと扉を閉め足元をウロウロしているユナを肩に乗せる。
ユナ自身この場所を気にいっているのか乗せられた後は暴れる事なく器用に肩の上で座るのだった。
「さて…作るかね。」
洗面台で手と顔を洗うとパキポキと指を鳴らす。
まな板の傍に置かれたのは鳥ササミ、ニンニク、トウガラシ、乾燥パスタ、そして数種類の野菜である。
「うーん…本当はもっといろいろ使ってみたかったんだけど…。」
部屋に備え付けられていた調理器具は一通り揃っていたのでそこに不満は無いのだがカミヤが気になっていたのは材料そのものにあった。
スーパーにある食材は記憶にあるものが大半を占めていたのだが、中には見たことも無いような野菜や色の肉が並べられているのに気付き、元々料理が趣味だったらしく、カミヤは妙に興味を惹かれていたのだ。
「キュキュ?」
いつまでたっても手を動かさないのを見て、ユナは不思議そうに首を傾げる。
「いやなんでもないよ、始めよっか?」
それを見てユナは楽しそうに後ろをついて行った。
「んー…眠い…。」
寝ぐせのついた頭を掻きながら冷蔵庫の扉を開く。
実は昨日寮へと戻った時、フロントの近くに小さな売店のようなスーパーがあったのに気付くと、ラックを先に帰らせ買い出しをしていたのだ。
「……これでいっか。」
いくつかの材料を取り出すと扉を閉め足元をウロウロしているユナを肩に乗せる。
ユナ自身この場所を気にいっているのか乗せられた後は暴れる事なく器用に肩の上で座るのだった。
「さて…作るかね。」
洗面台で手と顔を洗うとパキポキと指を鳴らす。
まな板の傍に置かれたのは鳥ササミ、ニンニク、トウガラシ、乾燥パスタ、そして数種類の野菜である。
「うーん…本当はもっといろいろ使ってみたかったんだけど…。」
部屋に備え付けられていた調理器具は一通り揃っていたのでそこに不満は無いのだがカミヤが気になっていたのは材料そのものにあった。
スーパーにある食材は記憶にあるものが大半を占めていたのだが、中には見たことも無いような野菜や色の肉が並べられているのに気付き、元々料理が趣味だったらしく、カミヤは妙に興味を惹かれていたのだ。
「キュキュ?」
いつまでたっても手を動かさないのを見て、ユナは不思議そうに首を傾げる。
「いやなんでもないよ、始めよっか?」

