「いらっしゃいませ、何にしますかい?」
「チョコカスタードを…」
そう言ってラックは自分のプレートを手渡すのだが…
「ハイ毎度、こちらになります…。」
そう言ってラックに渡されたのはカミヤに渡されたものよりも一回り大きな…俗に言う『ジャンボサイズ』という奴だ、勿論ラックがわざとソレを頼んだわけではない。
「ありがとうございました!!!」
「……。」
何も言わず、カミヤのもとへ戻るラック、フードから見えるその表情は…無表情。
「…えっと……。」
かける言葉がうまく見つからず、どうしようか悩んでいるとラックの方から会話は始まった。
「なんとなく解ったか?」

