-1F・『第一彫金室』-
「さて…カミヤ君、カードを取り出して?」
扉の中は当然ながら人気のないものの、キチンと手入れされているようで使われていない部屋独特の匂いや空気は一切なかった。
閉め切っていたカーテンのせいで、薄暗い部屋に窓からの明かりが差し込まれると中央に置かれているのは自信が見た事のない装置と…医療器具?
「…これ……どうやって使うんですか?」
ポケットから取り出したカードを学園長に手渡すとカミヤは素直に疑問をぶつける。
中央にある装置はカードを差し込む箇所があるのでなんとなく解るがそれと隣にある注射器やら綿棒やらがどうにも繋がらない。
「あぁこれは…君の血を抜く為だね。」
「……え?」
呆気にとられたのもつかの間、学園長の目線がカミヤからラックに移った瞬間、カミヤは何故か羽交い絞めにされた。
そして学園長は何故か綿棒に薬品を塗っている。
「あ、あのー…これから何をするんでしょうか?」
「さて…カミヤ君、カードを取り出して?」
扉の中は当然ながら人気のないものの、キチンと手入れされているようで使われていない部屋独特の匂いや空気は一切なかった。
閉め切っていたカーテンのせいで、薄暗い部屋に窓からの明かりが差し込まれると中央に置かれているのは自信が見た事のない装置と…医療器具?
「…これ……どうやって使うんですか?」
ポケットから取り出したカードを学園長に手渡すとカミヤは素直に疑問をぶつける。
中央にある装置はカードを差し込む箇所があるのでなんとなく解るがそれと隣にある注射器やら綿棒やらがどうにも繋がらない。
「あぁこれは…君の血を抜く為だね。」
「……え?」
呆気にとられたのもつかの間、学園長の目線がカミヤからラックに移った瞬間、カミヤは何故か羽交い絞めにされた。
そして学園長は何故か綿棒に薬品を塗っている。
「あ、あのー…これから何をするんでしょうか?」

