「な…なにがどよ?」
「どうしよう!!学園長に「身分証発行するから夕方5時に教務塔に来てね」って言われてたのに!!」
「………な…なにぃいいいいいい!!!?」
まさかそんな言葉が聞かされるとは思っていなかったのか、直接関係ないラックまでも顔面蒼白になり、二人は全力で着替えを終えると扉を蹴り開け走り出す。
「教務塔ってどっち!?」
「校舎の西側だ、走れば5分で着く!!」
「やっぱ怒ってるかな…」
「さぁな…とにかく急ぐぞ!!」
「…もし怒ってたら一緒に謝ってくr」
「拒否。」
「ΣΣ即答!!?」
ギャアギャアと文句を言いつつも足は止めなかったので予想より早く、3分ほどで教務塔が見えてきた。

