「な……!?」 手を握って渡されたのは、宝石。 茫然とする俺にあの方は顔を近づけ… ……唇を、奪われた。 今まで経験してきた、どれとも違う。 無理矢理だけど優しくて、征服されるように…甘い。 視界がぼやけて、思考が止まる。 ぼんやりした中…あの方は言った。 『生きる意味を与えよう。』