チチチ…
「ふわぁ…。」
-AM6:50。
皆様、おはようございます、蛍です。
いやぁ…昨日は色々ありましたね。
皆で仲直りして、飲み会して、あの子が来てまた喧嘩して…なんだかカミヤが皆のお兄ちゃんみたい…って何を考えているんだ僕は。
あの後、レビィちゃんが「僕はカミヤと一緒に寝る」って聞かなくて…どの道ベッドが足りなくて三人で寝たんだっけ…
「ん、しょ…。」
二人はー…まだ寝ているみたいです。
ここはこっそり布団を見てみる事にしましょう。
「スゥ…スゥ…。」
「…クー……。」
えー…二人とも見事に熟睡していますね。
レビィちゃんに抱きつかれているせいで若干カミヤが暑苦しそうだったけど…うん、放っておこう。
隣で寝ている二人は大丈夫だったのかな?
何も無いといいんだけど…
「…はぁ~。」
なんかここ最近色んな事が起きすぎて現実味がない。
僕、この学園に来てまだひと月足らずなんだよな…。
…女になってからも……。
あの変な医者に貰った薬を飲まされて、いきなり女になって…その後兄さんに散々追いかけ回されたんだよな…うぅ、思い出したくない!
「はぁ~…。」
ため息が何度も出てしまう。
っていうか今考えるとこの学園もなんでこんな事情すんなり了承してくれたんだろう…入学式の時本当に鬱になったな…

