Ⅹ-story-クロスストーリー

当たり所が悪かったのか持っていたラックは持っていたハンカチで鼻を押さえる、どうやら若干血が出て来たらしい。

「ぅ……?」

「…ん?」

さすがにやり過ぎたと思ったのかカミヤは謝っていたのだが、微かに後ろから聞こえた声に振りかえる。
見ると子供がゆっくりと近づいて来ていた。
のそのそと何かに惹かれるように前へ進む子供。
若干手を前に出し、カミヤの横を通り過ぎると…

「…へ?」

「ぅー…あぅ♪(カプ)」

…鼻を抑えていたラックに噛みついた。

「な゙ー!?あ゙ー!!」

「あぅー♪」

突然のハプニングにジタバタとするラックだが、周りの三人は状況をよく飲み込めず呆然と眺める。

「…;」

「こ…これはどういう事なんだろう?」

「…白髪…紅い目……もしかして…」


「?レビィ、何か知っているの?」

「以前依頼をこなしていた時……村で変な噂を聞いた…それと特徴がよく似てる……。」

「特徴?」

「………。」

レビィは自分のプレートを起動させると何かを検索し始める。
立体映像になっている文字の羅列をカミヤと蛍は覗きこむ。

「や、あ、ふぁ///」

「あぅー…♪」

「…蛍ちゃん悪いけどこいつらの世話してるから読んで教えて?」

「う、うんわかった。えーっと…





-○月×日。
ロトフ村の外れにある洞窟で大規模な爆発が発生。
翌日、調査の為部隊が村へ侵入。
兵士の話によると「村人は一人もおらず、あったのは真っ赤な水溜りと抉り取られたように穴だらけになった建物のみ」との事。
後の検査で水溜りの正体は人間の血液という事が判明。
爆発のあった洞窟は原形を殆ど留めておらず、侵入は不可能と断定。
尚、森の奥に奇妙な人影を見たとの報告が入り、現在調中、特徴は-

…ボロ切れを纏った白髪の子供。」