Ⅹ-story-クロスストーリー

途端に怖くなった。
もし、カミヤの記憶が戻ったら、カミヤは何になるのだろう?
今のまま変わらないのだろうか?乱暴になったり、性格が変わってしまうのだろうか?
それとも…

「………。」

「…どした?俺になにかついてるか?」

「…ううん、なんでもないよ。」

今は考えるのは止そう。
僕は今のカミヤが好きだ、少しわがままで、悪戯が好きで、不器用なのに優しいカミヤが。
コーヒーをあと一口って所まで飲みほした時、インターホンが鳴る。
ラック君、戻って来たのかな?

「ハイよ、今開ける…って鍵閉めたっけ俺?」

ガチャリと扉の音がする、てっきり「おかえり」って言うと思ったのにそのまま固まっちゃった。
あれ?ラック君女の子連れてくるって言ってなかったっけ?
カミヤの後ろからかな?そんな人いないみたいだけど…

「お前…それはいくらなんでも犯罪だぞ?」

「違うから!!断じてそんな目的じゃないから!!」

…?だれかいる?

「蛍、下だ。」

「下ってー…?」