-カミヤの部屋-

「(ガチャ)ただi「グギャウ!!!(ザシュ)」ぐおぁあああああ!!!!?(ボトボトボトボト)」

「どうしたのカミヤ!?…って狐?」

「おーユナか、また仲間外れにされてご機嫌斜めだな。」

「キュン!!」

「ユナっていうの?この子。」

「あぁ、カミヤが前に拾ったんだって、結構人懐っこいよ。」

機嫌悪そうに尻尾をパタパタさせるユナの首を掴むと蛍の掌に乗せる。
始めてみる人間に最初ユナはキョトンとして首を傾げた。

「可愛いなぁ…///ボク、子狐初めて見たよ。」

指先で首筋をコリコリと引っかくと、ユナは気持ちよさそうに目を細めた。
ちなみに飼い主は…

「………。」

「………♪」

玄関先で倒れたまま、首筋をレビィにコツコツ突かれていた…棒きれで。