「…買いすぎじゃない?」

かごに入れた食材達が次々とレジを通る中、カミヤが呟いた。

「つーか誰だよこの大量のチー○マ買った奴;;」

「…あ、それボク……好きなの。」

「…このポップコーンは?」

「俺、好きだから。」

「ΣΣお前ら私物を買うんじゃねえ!!
つーかどっちも晩飯じゃねーし!!」

「アハハ…ゴメンカミヤ、僕もセールだったからつい…」

蛍の手元にはコーヒーローストの袋づめが握られていた。

「あの蛍さん?貴方この中では保護者の立場だよね?
勝手にカゴになにか入れようとしていたら止める側だよね?」

ターゲットが蛍になった瞬間に、レビィは自分が欲しかったものを全部通すのだった。

「ハァ…まぁいいや、会計ラック持ちだし。」

「おいちょっとマテ。」

「え?」

「えじゃねえよ!!なんでいきなり俺の名前が出るんだよ!?」

「「ゴチになりまーす。」」
「…?…マース…。」

「おぃいいいいい!!!?」