「カミヤぁああああ!!!コイツ止めてえぇええ!!!!」

「…;でもどうするの?レビィちゃんの事、カミヤだって何も考えてない訳じゃないんでしょ?」

屋上を走り回る二人を見て、蛍は止めようかどうかしばらく悩んでいたが自分にレビィが止められるわけもなく、カミヤも「放っとけ」と手をヒラヒラさせるだけなのでそのまま辞めてしまった。
実際蛍にとっても今後カミヤがどうするつもりなのかが気になったらしい。
ジッとカミヤを見つめるとそのまま目線をずらそうとはせず答えを待った。

「…そんな目で見るなよ、心配しないでも考えてるから。」

「ホント?」

「…一応。」

ジーッと見つめているとカミヤは目線を逸らした、どうやら深くは考えていないらしい。
ハァっとため息をつく、この状況を…この男は理解しているのだろうか?

(……あれ?

そういえば僕達…自然に一緒になっているけど…カミヤの過去って知っている人いるのかな…?)

「…おい?蛍?」

「Σひゃい!?」

「ひゃいって;…まぁいいや、とりあえずお前とレビィ、今日から俺の部屋に住め。」