-特待生・幹部生クラス・カミヤとレビィの教室-

「……;」
「……。」

他の二人に比べ、教室の人数も少なく比較的静か…というより無音に近い静けさの中、カミヤとレビィは固まっていた、というのも…

「…あのさレビィさん?周りからの目線が痛いんで離れてくれません?」

カミヤの席は教室の真ん中、レビィは割と端っこに位置するのだが何故かレビィは自分の席には座らずカミヤに覆いかぶさるような形で寛いでいた。
(ちなみにユナはレビィの上に乗っている)
普段生徒が殆どいない教室も、今日に限っては全員出席している

「嫌だよ…カミヤはボクのだもん……。」

その一言でカミヤへ向けられている視線はより一層鋭くなった。
特待生用の教室は小規模な講堂並みに広いのだが余計な物が無い事と、音響設備が良いせいで取り巻きたちの様子がよく解る。

観察するように見つめている人、ひそひそ話す人、誰が特待生で誰が従者か今のカミヤに知る由もないがどうにも居心地が悪い。

「……(早くこの時間過ぎてくれ;)」

……