蛍は驚くも、すぐに猫レビィを抱きしめて
「可愛い!」
と頭を撫でる。

しかし、レビィはそっぽ向いているものの、嫌がる素振りを見せない。
それどころか、
「ニャア」
と声を出して、それに答える。

「僕にも心を許してくれるんだね。」



(……この女、

警戒もせずに無防備で僕に接してる

…それに、何だろう。

この感じは。

……

…気持ちが安らぐような、

…ポカポカ太陽に照らされてるような、




………これが、“温かいっ”て言うのかな。


…。