「「…は?」」
全く予想外の言葉にカミヤとラックが間抜けな声を上げる。
レビィの笑った口元は、
「君に興味が湧いた、この後…良かったら僕とサボろうよ?」
その言葉で明らかにラックは警戒心を強めた。
カミヤを守るように目の前に立つと強い口調で言葉を返す。
「…残念ですがカミヤ様はあなたと一緒には行きません。」
「それはキミが決めるんじゃないよ?…黙っててくれるかな?」
あの時と同様、纏わりつくようなオーラがラックを取り囲む。
額に汗を、といってもさっきとは全く別の汗を掻きながらそれでもラックは動こうとしなかった。
「…つーかお前、守ろうとしてくれんなら服の袖掴むなよ。」
「「………。」」
一瞬でその場が和んだ。
「なんでそういうこと言うの!!?」
「黙れヘタレ。」

