「なにそれ?変な質問。」

予想してなかった質問だったのだろう。
少しだけ不機嫌な顔になったもののちゃんと答えてくれた。

「僕はそんなものに興味は無いよ?っていうか…僕は人の事言えないから」

こんな体だしねと笑う蛍にハッとしてカミヤはすぐさま謝罪の言葉を述べる。

「ゴッゴメン、そういうつもりで言ったんじゃないんだけど。」

「いいよ別に、そういう質問をしたってことはその友達ってそういうことなんだよね?」

「…ゴメン。」

「謝らなくていいって、じゃあ…今度紹介してね?」

ニコッとほほ笑む蛍にカミヤは安堵した。
そして今度誘う事を約束すると時間も大分過ぎているので残りはまた後日ということにして会計へと進む。
けっこう値が張ってしまい、手持ちのお金では払い切れなかったので分割にしてもらった。