「…はい、これで交換できたよ。
使い方は今僕がやった通りだから。」
「あ、あぁ…ありがとう。」
手渡されたプレートを起動して名簿を見る。
確かにそこには『No2:伊藤 蛍』の文字があった。
無事に終わったことを確認してプレートを閉じようとした時、蛍が横から顔を覗かせる。
「アレ?カミヤって登録していた人僕の他にも誰かいたの?」
「ん?あー…これラックが前にイジッてたからな、それでかも。」
「ラック?」
「あ…。」
友達なの?という質問にカミヤは答えをどう言おうか迷ってしまった。
自分にとってラックは間違いなくこの世界に来て最初の友達である。
ただ本人がそれをあまり公にされたくないというもの事実だ。
もちろんその原因がラックの背中にあるものだという事も解っている。
だからといってここで変に嘘をついてもいつかはばれてしまう事など目に見えていた。
「…あのさ?」
「?」
しばらくどうしようか悩んだ後、カミヤは下手に言葉を飾るのを辞めた。
「蛍ってさ、階級とか身分とかって気にする方?」
使い方は今僕がやった通りだから。」
「あ、あぁ…ありがとう。」
手渡されたプレートを起動して名簿を見る。
確かにそこには『No2:伊藤 蛍』の文字があった。
無事に終わったことを確認してプレートを閉じようとした時、蛍が横から顔を覗かせる。
「アレ?カミヤって登録していた人僕の他にも誰かいたの?」
「ん?あー…これラックが前にイジッてたからな、それでかも。」
「ラック?」
「あ…。」
友達なの?という質問にカミヤは答えをどう言おうか迷ってしまった。
自分にとってラックは間違いなくこの世界に来て最初の友達である。
ただ本人がそれをあまり公にされたくないというもの事実だ。
もちろんその原因がラックの背中にあるものだという事も解っている。
だからといってここで変に嘘をついてもいつかはばれてしまう事など目に見えていた。
「…あのさ?」
「?」
しばらくどうしようか悩んだ後、カミヤは下手に言葉を飾るのを辞めた。
「蛍ってさ、階級とか身分とかって気にする方?」

