「この施設ってプレートで会計できるの?」

「もちろんですよ、むしろプレートでお会計をされない方の方が珍しい位です。」

「そっか…とりあえず食事と…その前に服を買いに行きたいんだけど、この格好で入れる所ってある?」

「そうですね…西側なら病院に近いので、そのままでも大丈夫だと思われますよ?
よろしければマップデータを転送いたしましょうか?」

「あ、お願いしまーす。」

そう言って彼女にポケットに入っていたプレートを渡すのだが…

「では転送致しま…す?」

受け取った受付嬢の様子がおかしい、プレートとカミヤの顔を何度も交互に見比べると明らかに慌てた様子で確かめるように

「し…失礼いたします、貴方はあの、カミヤ様でよろしいですか?」

「あのって…いや確かに名前はカミヤだけど。」

カミヤが肯定したことで、受付嬢の様子が更におかしくなる。
そして自分のプレートを取り出すと顔を紅く染めながら頭を下げ、

「あのっ…私…貴方の大ファンなんです、プレート交換して頂きたいです…///」

「…(またか;)」